NFLプレイオフ拡張案の延期

NFLは来週にも毎年恒例のリーグミーティング「オーナー会議」を開催する予定にしていますが、その会議において、昨シーズンに導入機運が高まっていたプレイオフ拡大についての賛否を問う投票が今年は予定されていないということが明らかになりました。

昨春の時に、ロジャー・グッデル・NFLコミッショナーはプレイオフ拡張案を強く推進していて、導入間近かと思われていましたが、その後、消極的な意見も増え始め、今年1月の時点ではコミッショナーもトーンダウンし、2015年シーズンからのプレイオフ拡大の可能性は見送りになったらしいです。

現在のプレーオフ制度は、プレーオフに出場できるのは、各カンファレンス4地区ずつの優勝チーム8チームとそれぞれのカンファレンスで地区優勝チームを除いた中で勝率の高い2チームずつ4チームをワイルドカードとして計12チームが出場できることになってます。
拡張案は、これにワイルドカードを1チームずつ加えて14チーム制にしようというのが拡張案です。

この拡張案はロジャー・グッデルNFLコミッショナーが強く推薦し、オーナーたちにも賛同する意見が多かったことから、早ければ2015年シーズンから導入される可能性があったわけです。

14チーム制のプレーオフになると現行とどう変わるのか。

①プレーオフ1回戦のワイルドカード・ラウンドが現在の4試合➡6試合に変更
 
現在は土曜日と日曜日に各2試合ずつ行われているが、14チーム制では土曜日に2試合、日曜日に3試合、月曜日に1試合を行うという案が有力でした。

②カンファレンスの第1、2シードチームの1回戦免除➡第1シードチームにのみ1回戦免除
第2シードも1回戦からプレーオフに出場しなければならないことになり、 メリットは出場チームが増えることでチームのモチベーションが上がり、ファンの楽しみも増えるが、第1シードと第2シードにアドバンテージがなさすぎるデメリットがあります。
現在、第1シードと第2シードは勝率にほとんど差がなく、待遇に差がありすぎるということです。
2014年の例でいくと、結果的にペイトリオッツとシーホークスの第1シード同士のスーパーボウルでしたが、各カンファレンス第2シードは両方とも第1シードと勝ち数が同じで、NFCにあっては、第3シードも同じ勝ち数でした。
また、AFCは9勝7敗が3チームありましたが、地区内での成績で、テキサンズが7番目の切符を手にすることになります。NFCは10勝6敗のイーグルスです。
 
リーグにとっては、放送権や試合増による増収が見込め、選手にとっては負担が増えることになるが、スーパーボウルにつながるプレーオフならば好成績を残していながらプレーオフに出場できないチームは減ってくるので、俄然モチベーションが違います。
 
しかし、拡張案にはメリットばかりではなく、出場チームが増えれば、最終戦でようやく勝率5割に達したようなチームや負け越しのままシーズンを終えたチームが出場権を得る可能性も出てくるということです。
こうしたチームがアップセットの結果、スーパーボウルまで行く可能性があるということを考えると、資格を与えられるべきなのかどうか。
2014年でさえ、NFC南地区のパンサーズのように7勝8敗の負け越しでも地区優勝したチームがあるので、14チーム中6チームがワイルドカードならばMLBのように、ワイルドカード同志のスーパーボウルがあるかもしれません。
こうなるとスーパーボウルといえど、あまり見たくはなくなります。
デメリットにも目を向けてその対策も用意しておく必要があると思います。一度拡張してしまえば、縮小することはできないからです。

MLBがワイルドカードをリーグ2チームにして1ゲームのプレイオフで成功していることを見ると、NFLも遅かれ早かれ増収が期待できる以上、プレーオフ拡張案は採用されることになるでしょう。

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